不要になった中古ビジネスフォンはどうやって処分しますか?
新しい機種に買い替える、故障して使えなくなった、昔の機種が倉庫に眠っているなど、不要な中古ビジネスフォンは意外に多いもの。
その不要な中古ビジネスフォンの処分方法として、
- 廃棄処分
- 買取
と、大きく2つの方法が挙げられます。
どちらでも自由に行えますが、注意点は認識しておく必要があります。
知らずに廃棄や買取をしてしまうと、思うもよらないトラブルが発生してしまうケースも。
ということで今回は、不要になった中古ビジネスフォンを廃棄処分、あるいは買取してもらうときの注意点をご説明いたします。
▶︎目次
1.中古ビジネスフォンを「廃棄処分」する際の注意点
不要になった中古ビジネスフォンの処分方法として、まず思い浮かぶのが「廃棄処分」ですよね。
その廃棄処分での注意点は、ズバリ「捨て方」。
まず、電話機、ビジネスフォンの主装置、ルーターやTAなどの周辺機器は、「産業廃棄物」にあたります。
そのため、以上の製品を廃棄処分するとき、正規の方法で廃棄処分する必要があります。
知らずに、電話機1台でも「一般不燃ごみ」で出してしまうと、産業廃棄物処理法という法律に違反することになり、罰金などの刑罰が科せられることも。
正規にビジネスフォンを廃棄処分するためには、管轄する自治体の廃棄処分方法に従うのが基本。
各自治体に設置してある環境課などに連絡すれば処分方法が指示されるので、その指示に従って廃棄処分する必要があります。
産業廃棄物処理業者に依頼するときは許可の確認が必須!
また、産業廃棄物処理業者に直接問い合わせて、廃棄処分してもらう方法もあります。
その際の注意点として、自治体から認定を受けている処理業者でなければなりません。
産業廃棄物の回収・処理を行うためには「一般廃棄物処理業の許可 (廃棄物処理法7条)」が必須であり、自治体の認定を受けている処理業者は、この許可を必ず持っています。
産廃処理でも、格安や無料、0円を売りにして「無許可」で回収・処理を行う、違法な処理業者が存在しています。
万一、無許可だと知らずに回収を依頼してしまうと、5年以下の懲役、または1千万円以下の罰金という非常に重い罰則が科せられる危険があるのです。
そのため、自治体から認定された処理業者に問い合せるのが一番ですが、それ以外の業者の場合は、許可の有無は必ず確認を行いましょう。
2.中古ビジネスフォンを「買取」してもらう際の注意点
不要になった中古ビジネスフォンを単に廃棄処分するのは勿体無いという方は、「買取」が一番。
現在多くの買取業者が、中古ビジネスフォンの買取サービスを提供しています。
買取価格は、もちろん業者で異なるものの、概ね販売価格の5%~10%程度で買い取ってくれます。
その買取業者に中古ビジネスフォンの買取を依頼するときの注意点という程ではありませんが、「どんな中古ビジネスフォンでも買取してくれる訳ではない」、ということは認識しておく必要があります。
中古ビジネスフォンを買取業者に買取りを申し込むとき、
- 問い合わせ&仮査定
- 製品の発送
- 本査定
- 査定金額の振り込み
と、一般的にこの流れで手続きが行われ、仮査定と本査定が行われ買取価格が決められます。
ただし、査定の段階で買取を断られるケースがあり、
- 著しい破損や汚損、日焼け
- 正常に作動しない
- 部品(パーツ)の保有期間を過ぎている
- 分解や改造歴がある
- 買取業者の在庫状況
など、ビジネスフォンの状態が悪ければ買取を断られる可能性も。
その他にも、人気がない、流通量が極端に少ない、といったビジネスフォンも買取してくれないケースがあります。
このように、ビジネスフォンなら何でもかんでも買取してくれる訳ではないので、買取業者に問い合せる前に中古ビジネスフォンの状態は確認しておきたいですね。
3.まとめ
不要になった中古ビジネスフォンを処分するとき、単純に廃棄処分する方法と、買取業者に買取を依頼する方法があります。
処分方法に決まりはないので、どちらの方法でも構いませんが、
- 廃棄処分:自治体の処分方法に従い、無許可の産業廃棄物処理業者に注意
- 買取:どんなビジネスフォンでも買取してくれる訳ではない
と、それぞれの注意点は認識しておく必要があります。
ただ捨てるのは勿体ないですし地球環境的にもよくないので、中古ビジネスフォンの状態を見て、買取できそうなものは買取業者に買取りを申し込んではいかがでしょうか。
廃棄物処理業者に依頼すれば回収・処分費用がかかりますが、買取では手間がかからず少額でもお金になり、リサイクルされれば地球環境保全にも繋がっていきます。